☆★☆ 新しいOSの導入手順 ☆★☆

  • 「導入前の手順」
  • 「アップデートによる導入手順」
  • 「クリーンインストールによる導入手順」
  • ∞ 注意 ∞

     OSの変更は、あくまでも各自、自己責任において行ってください。 
     当ページは、参考情報として提示するものであり、
     本記載事項によってパソコンに故障及び不具合が生じても
     当方は責任を一切負いません。
     個人でOSの変更やパーツの交換を行う場合、
     メーカー保証を受けられなくなる場合もありますので、
     OSの変更を行う前に、必ずご自分の購入されたパソコンの
     パソコンメーカーの保証規定をご確認ください。


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    「導入前の手順」

     1.自分のパソコンが新しく導入するOSに対応しているか調べます
      (対応情報は、パソコンのマニュアルに書いてある場合もありますし、
       パソコンメーカーのホームページでも確認できます)

     2.OSを購入します
       家電販売店やPCショップ、WEBショップ等で購入が可能です。
       学生・学校関係者の場合はアカデミーパックを購入することもできます。
       一般の方が購入するよりも安価です。


     3.ドライバ類を用意します
       ドライバとは、パソコンの内蔵機器や周辺機器を動かすためのシステムが入った
       ソフトウェアで、ここではパソコン標準のドライバ類を用意することになります。
       機種によって必要なドライバは異なりますが、基本的にまず必要となるドライバは

        ・ディスプレイドライバ   ・サウンドドライバ   ・モデムドライバ

       の3つです。
       自分のパソコンのメーカーのホームページからダウンロードできます。

       ※新しく導入するOSに対応するドライバをダウンロードしてください
        (ユーザー登録していないとダウンロードができないメーカーもあります、ご注意ください)

       本体添付のCD-ROMに専用のドライバが添付されている場合もあり、この場合は、
       CD-ROMからインストールすればよいのでダウンロードの必要はありません。

      4.メーカーのホームページで対応状況を確認する
        自分の機種に新しく導入するOSへの詳しい対応状況や注意についての
        注意書きをよく読んでください。
        機種によっては、選ぶコマンドが異なったり、準備等が必要な場合があります。

        エラーの発生とその対応方法などもすべてここで確認できます、
        必ず読んだ内容はメモをしたりして控えておきましょう。

        CD-ROMに新しく導入するOSのドライバが入っている場合は、一緒に
        ”Read”ファイルがあって、そこに注意書きやインストール方法について書いて
        あるので、よく読み、必要ならば印刷しておきましょう。

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    「アップデートによる導入」

        アップデートによる導入の場合は、Wordなど他のアプリケーションを
        新しいバージョンに書き換えるのと同様、
        既存のOSを新たなOSに書き換えて、置き換えるものです。
        既存のファイルやアプリケーション・設定などは全て既存の状態で受け継がれます。
        インストール方法も簡単で、現在のOSが立ち上がっている状態で、
        新しいOSのCD-ROMを入れ、後はウィザードに従っていけば
        コンピューターが自動で処理してくれます。

        (実作業時には、それぞれのOSのインストールマニュアルを必ず確認してください)



     1.「導入前の手順」を踏まえた上で、更に準備すること

      【重要】
       a.バックアップ
       b.アプリケーションとドライバの選定
       c.新しく導入するOSをインストールする前に削除する必要があるもの

       a.「バックアップ」
        万一失敗してデータがすべて消えたときのために重要なファイルはバックアップをとります。
        FD、CD-R、外付けHD、MOやインターネットストレージサービスなど様々な方法があります。
        詳しくは、各メーカーのカスタマーサポートやQ&Aにあるバックアップ方法を参照してください。

        ※ちなみにメールデータ、メールアドレス、写真、住所録ファイル、
         自作文章ファイル(WORD.EXCEL.一太郎ファイル等)、イラストファイル等のバックアップは
         CD-RWやUSBメモリへのコピーなどで対処可能です。

       b.「アプリケーションとドライバの選定」
        「導入前の手順」でも一部のドライバの準備はしましたが、
        アプリケーションやドライバはそのままでは、
        新しく導入するOSに対応していないものがあります。
        その為、OSのアップデートの際には次の3通りの対応が必要です。

        (1).そのままで新しく導入するOSに対応しているもの
          (この場合は別に何もしなくても新しく導入するOSに入れ替えた後すぐに使用できます)

        (2).新しく導入するOSに対応していないもの
          (新しく導入するOSでは利用できないので、あらかじめ削除しておく必要があります)
          頻繁に使うアプリケーションなどが新しく導入するOSに未対応の場合は、
          新しく導入するOSへの切り替えの方がデメリットが大きいので、
          マルチブートで新しく導入するOSを入れる方法を利用するか、
          アプリケーション自体のアップデートを検討した方が良いでしょう。

        (3).最初にいったんアンインストールする必要があるもの
          (アプリケーションや機器自体は新しく導入するOSに利用可能だけれども、
           OSの切り替え作業の前にいったん削除し、新しく導入するOSを入れた後で
           再び入れ直す必要があるものです)
          Windows2000と98・Meのようにシステム構成が異なるものを導入する場合は、
          一部のアプリケーションではそのままでは移行できません。
          その為、必ず新しく導入するOSを入れる前に、該当のアプリケーションや
          ドライバを削除しなければいけません。

          新しいOSを入れた後での入れ替えの場合、
          そのアプリケーションなどがうまく動作しない場合があるばかりでなく、最悪
          パソコンのシステムファイルが壊れて、クリーンインストールでやり直す必要が
          生じる場合があります。

        ※どのアプリケーションや周辺機器類がどのケースに該当するか?
          個別のソフトや機器類のマニュアルを見て確認する方法以外ありません。
          パソコン本体に添付のソフトならば、パソコンメーカーのホームページの新しく導入する
          OS対応情報にソフトの対応一覧表が掲載されていますが、
          ほとんどの場合は、予め削除して入れ直す必要があります。

       c.「新しく導入するOSをインストールする前に削除する必要があるもの」
         ・増設した周辺機器とそのドライバ
          プリンタ・スキャナ・MOドライブ・外付けCD-RW/DVDドライブなど
            →増設したメモリをはずす必要はありません。
         ・セキュリティーソフト類
            Norton、ウイルスバスター、Firewall(ファイアーウォール)など
         ・CD-ROM/RWドライブやDVDドライブを利用するソフト
           CD-R書き込みソフト、MP3変換ソフト、DVD再生ソフト
         ・インターネット接続用器具とソフト
            ADSLモデムと接続ソフト、ISDNのTA、ブロードバンドルーターとそのユーティリティー
         ・その他システムに影響がありそうなソフト
              仮想CDソフト、HD管理ソフト、Acrobat(PDFを作る方)など

        ※Wordや一太郎などのワープロソフト、ExcelやPowerpoint、ブラウザ等は
          アップグレードしても特に問題はありません。

      2.「新しく導入するOSのインストール」
       パソコンを起動させ、常駐アプリケーションを含めて他のアプリケーションをすべて終了します。
       外付けCD-ROMでインストールする場合はCD-ROMはもちろんつないでおきますが、
       それ以外の周辺機器(無線・有線カードアダプタ、プリンター、スキャナ、外付けディスク等)は
       全てはずしておいてください。

       新しく導入するOSのCD-ROMを入れると、メニューが自動でたちがあがるので、
       インストールを選びます。
       いくつかの検索オプションを設定してやるとインストールが始まります。
       インストールは30分くらいかかりますが、その間ほとんど自動でインストールが行われます。

       ここでファイルシステムの形式について変更するかをきいてきます。
       NTFSシステムの方が安定していてよいですが、FATの方が98などと互換性があります。
       1台しかパソコンがない場合や、ネットワークを組んでいるパソコンが
       全てWindows2000やXPの場合はNTFS
       98やMeマシンとネットワークを組んでいる場合はFATの方がよいでしょう。

      3.「ドライバ・ソフトの再インストール」
       新しく導入するOSに切り替わって最初の起動時にまず、ドライバのインストールを行います。
       機種によってディスプレイドライバをインストールするまで画面の表示がおかしくなりますが、
       ディスプレイドライバを入れると正常に表示されます。
       ドライバ類はそれぞれのマニュアルに従ってインストールしてください。
       この動作で何度か再起動する必要があります。

       新しく導入するOSを入れて最初に電源を入れて立ち上げた時、メーカーのロゴが
       表示された後、画面が真っ暗になって何も表示されないことがあります。
       その場合は、起動後すぐにF8キー(メーカーによって異なります、PCのマニュアルで
       起動メニューの呼び出し方法を参照してください)を押し、拡張起動メニューを呼び出し、
       起動モードを変えてください。そうすると、新しく導入するOSが表示されますので、
       ディスプレイドライバをインストールしてください。

       ドライバ類のインストールが終わったら、削除したドライバやアプリケーションの
       再インストールを行います。
       一部のプリンタでは、新しく導入するOSにドライバが最初から入っており、PCにつなぐだけで
       そのまま使えるものもあります。
       最後に各種の設定(ネットワークなど)を行って完了です。

    【↑上へ】

    「クリーンインストールによる導入」

        アップデートによる導入と違い、データを全て消去して、新しく導入するOSを入れる方法です。
        パソコンの初期化を行う時に、元のOSの代わりに新しく導入するOSを入れるのがこの方法。
        動作が不安定なパソコンの場合、データは全て消去することにはなりますが、
        大抵の場合、快適に動くようになります。
        また、OSの入っていない状態で購入したパソコン(自作やショップブランドなど)に
        OSを導入するのもこの方法です。

       1.クリーンインストールの前に
         パソコンの機種によって、入力装置(FD,CD-ROM,DVD-ROM等)が異なる為、
         インストール方法が3パターンに分かれ異なります。

        方法1.FDドライブとCD-ROMを利用する場合

        方法2.CD-ROMドライブのみを利用する場合
         ※デスクトップパソコン、またはCD-ROMドライブが内蔵(または本体添付)の
           ノートパソコンの場合、本体添付のマニュアルのうち、リカバリー(初期化)の
           項目を見て、リカバリーでFDとCD-ROM両方使用する場合は方法1の手順、
           CD-ROMしか使用しない場合は方法2の手順を使います。

        方法3.CD-ROMが別付けのノートパソコンの場合
         ※CD-ROMドライブやFDドライブが別売で、接続方法がPCカードやDドライブを
          使っているもの(富士通LOOXのSシリーズやSONYのVAIO等)

          それぞれ、手順及び用意するものが異なりますので注意しましょう。

          上記、方法3の手順は特殊なケースなので今回は省略します。
          メーカーのホームページやカスタマーサポートセンター、
          よくある質問、Q&A等でご確認ください。

       2.準備作業と確認

         a.自分のパソコンのメーカーのホームページに行って、新しく導入するOS対応のドライバを
          ダウンロードします。

         b.アップデートの場合と異なり、(Cドライブの)データがすべて消去されるので、CD-ROMや
          FDなどにコピーするか、LANを使って他のパソコンにコピーする必要があります。
          一部のパソコンでは本体添付のCD-ROMに新しいOSのドライバが付属している場合が
          ありますので、その場合はそちらを利用してください。

         c.データのバックアップをとります。
          ドライブの分割がされていて、HD領域を変更しない場合には、Dドライブのデータは
          そのまま残るので、Dドライブにコピーしておくことも可能ですが、
          出来る限りFDやCD-Rなどのメディアを使うか、ネットワーク経由で他のパソコンにコピー
          しておくことをお勧めします。
          (メーカーによってはデータのバックアップ方法をQ&Aでお知らせしている所もあります)

         d.方法1のみ:新しく導入するOSの起動ディスクを作成する必要があります。
           (1)空のフロッピーディスクを4枚用意します。
             (4枚以上かかる場合もあります多目に用意しましょう)
           (2)DOS/V用(Windows用)でないFDの場合は最初にWindows用にフォーマットします。
             (FDをパソコンのFDドライブに入れて、マイコンピュータのFDドライブを
              右クリックするとフォーマットできます)
           (3)新しく導入するOSのCD-ROMをパソコン起動中にCD-ROMドライブに入れます。
           (4)メニューが表示されるので、「このCDを参照」を選びます。
           (5)エクスプローラーが起動してCD-ROMの内容が表示されます。
             (自動的にメニューが立ち上がらない場合は、CDを入れた状態で、
             CD-ROMドライブを右クリックして「開く」を選ぶとエクスプローラーが立ち上がります)
           (6)「BOOTDISK」と言うフォルダを開き、中にある「MAKEBOOT32.EXE」というファイルを
             ダブルクリックして起動させると、起動ディスク作成ウイザードが始まります。
           (7)画面の指示に従い、FDを入れ替えると完成です。
            ※FDは作成した順番に入れる必要があるので、必ず起動ディスクの何枚目かを
              わかるようにFDに書いておきましょう。

       3.新しく導入するOSのインストール

           手順1 セットアッププログラムの起動

            ○方法1の場合:
             先に作成した起動フロッピーディスクの1枚目をFDドライブに入れた状態で電源を
             入れます。
             次に起動ディスクを入れ替えるように指示が出ますので、順次入れ替えてゆきます。
             最後のディスクを入れて読み込み終わると、CD-ROMを入れるように指示が出ます。

            ○方法2の場合:
             CD-ROMドライブに新しく導入するOSのCD-ROMを挿入した状態で
             電源を入れます。
             電源が切れた状態でCD-ROMドライブが開かないパソコンの場合は、
             電源が入れてWindowsが立ち上がったら新しく導入するOSのCD-ROMを
             ドライブに入れ、入れたままで再起動させます。

           手順2 領域の設定とファイルシステム
            HDの領域を変更できます。
            領域を変更した場合は、Dドライブのデータも消去されますので、Dドライブのデータを
            残したい人は領域の変更をせずに先に進みます。
            つぎにファイルシステムをどうするか聞いてきます。
            NTFSは2000・XP専用のファイルシステムで、FATは95や98のファイルシステムです。
            NTFSシステムの方が安定していてよいですが、FATの方が98等と互換性があります。
            1台しかパソコンがない場合や、ネットワークをくんでいるパソコンが全て
             Windows2000やXPの場合はNTFS、98やMeマシンとネットワークを組んでいる場合は
            FATの方がよいでしょう。

           手順3 インストール
            最初にプロダクトキー(マニュアル表紙などに記載)を入力、キーボードタイプを
            画面の指示に従って選択します。後は自動的にインストールが始まります。
            インストールが終わると、新しく導入するOSが立ち上がり、初期設定などを行います。
            ここで、Administratorの設定をしますが、この設定は重要なので、
            Administratorのパスワードは必ず控えてください。

           手順4 ドライバとアプリケーションのインストール
            起動が終わるとドライバのインストールを行います。
            機種によってディス プレイドライバをインストールするまで画面の表示が
            おかしくなりますが、ディスプレイドライバを入れると正常 に表示されます。

            ドライバ類はそれぞれのマニュアルに従ってインストールしてください。
            この動作で何度か再起動する必要があります。
            新しく導入するOSを入れて最初の電源を立ち上げて、メーカーのロゴが
            表示された後、真っ暗な画面になって何も表示されないことがあります。
            その場合は、起動後すぐにF8キーを押し、拡張起動メニューを呼び出し、
            起動モードを変えてください。新しく導入するOSが表示 されますので、
            ディスプレイドライバをインストールしてください)

            ドライバ類のインストールが終わったら、
            次はアプリケーションのインストールを行 います。
            一部のプリンタでは、新しく導入するOSにドライバが最初から入っており、
            つなげばそのまま使える場合もあります。
            最後に各種の設定(ネットワークなど)を行って完了です。

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